名前
signbit - 浮動小数点実数の符号 (sign) を調べる
書式
#include <math.h>
int signbit(X);
-std=c99 でコンパイルし、-lm でリンクする。
説明
signbit は、あらゆる種類の浮動小数点実数に対して 適用可能な汎用的なマクロである。 X の値の符号ビットがセットされている場合、非 0 の値を返す。
このマクロは x < 0.0 と全く同じではない。 なぜなら、IEEE 754 の浮動小数点表現では 0 も符号を持つからである。 -0.0 < 0.0 という比較結果は偽 (false) だが、 signbit (-0.0) は 非 0 の値を返す。
準拠
C99. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE 854 では付録で推奨関数として定義されている)。