名前


inotify_rm_watch - inotify インスタンスから既存の監視アイテムを削除する

書式


#include <sys/inotify.h>

int inotify_rm_watch(int fd, uint32_t wd);

説明


inotify_rm_watch() は、監視対象ディスクリプタ (watch descriptor) wd に対応する監視アイテムを、 ファイルディスクリプタ fd に対応する inotify インスタンスから削除する。

監視対象を削除すると、 この監視対象ディスクリプタに対して IN_IGNORED イベントが生成される (inotify(7) 参照)。

返り値


成功すると、 inotify_rm_watch() は 0 を返す。 エラーの場合、-1 を返し、 errno を適切に設定する。

エラー


EBADF fd が有効なファイルディスクリプタではない。
EINVAL 監視対象ディスクリプタ wd が有効でない。もしくは、 fd が inotify ファイルディスクリプタではない。

バージョン


inotify は Linux カーネル 2.6.13 に組み込まれた。

準拠


このシステムコールは Linux 独自である。

関連項目


inotify_init(2), inotify_add_watch(2), inotify(7)

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