名前
ypwhich - NIS サーバーまたはマップマスターの名前を返す。
書式
ypwhich [ -d domain ] [ -Vn ] [ hostname ] ypwhich [ -d domain ] [ -t ] -m [ mname ] ypwhich -x
説明
ypwhich は NIS サービスをクライアントに与えている NIS サーバーの名前を返す。 またはマップに対するマスターを返す。 引数なしで起動されると、ローカルなマシンに対する NIS サーバを返す。 hostname が指定されると、そのマシンの NIS マスターを問い合わせる。
オプション
-d domain | |
デフォルトドメイン以外のドメインを指定する。 | |
-t | マップニックネームの変換を抑制する。 |
-m mname | |
指定したマップに対するマスターの NIS サーバーを探す。 hostname を同時に指定することはできない。 mname はマップの名前である。マップのニックネームでもよい。 mname が省略された場合は、 ypwhich は利用可能なマップのリストを生成する。 | |
-x | マップニックネームの変換テーブルを表示する。 |
-Vn | ypbind(8)
のバージョンを指定する。デフォルトは V2 である。
|
ファイル
/var/yp/nicknames | |
マップのニックネームの変換テーブル。 | |
関連項目
domainname(8), nicknames(5), ypbind(8), ypcat(1), ypmatch(1), yppoll(8), ypserv(8), yset(8)
著者
ypwhich は yp-tools パッケージの一部である。 yp-tools パッケージは Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de> によって書かれた。