名前
mkdir - ディレクトリを作成する
書式
mkdir [options] directory...
POSIX オプション: [-p] [-m mode]
GNU オプション (簡略形式): [-pv] [-m mode] [--help] [--version] [--]
説明
mkdir コマンドは指定した名前でディレクトリを作成する。
作成されたディレクトリのアクセス権は、特に指定がない場合、 0777 (a+rwx) から umask にセットされているビットを引いたものになる。
オプション
-m mode, --mode=mode | |
作成したディレクトリのアクセス権を mode で指定して設定する。 このアクセス権は chmod(1) コマンドと同様にシンボルを使い指定できる。 その時標準のアクセス権を初期値として使う。 | |
-p, --parents | |
引き数に指定した各々の directory で、存在しない親ディレクトリも含めて作成する。 作成された親ディレクトリのアクセス権は、 umask の値に u+wx としたものが設定される。 すでに存在するディレクトリに対応する引き数は無視される。 (従って、ディレクトリ /a が存在する場合に mkdir /a とするとエラーとなるが、 mkdir -p /a とするとエラーにならない。) | |
-v, --verbose | |
作成したディレクトリごとにメッセージを表示する。 このオプションは --parents を一緒に指定するととても役立つ。 | |
GNU 標準オプション
--help | 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 |
--version | |
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 | |
-- | オプションリストを終了する。 |
環境変数
変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。
準拠
POSIX 1003.2
注意
このページでは fileutils-4.1 パッケージでの mkdir コマンドについて説明している。 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。 修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com 宛てにメールで連絡してほしい。 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してほしい。