名前
id - 実 uid, 実効 uid, 実 gid, 実効 gid を表示する。
書式
id [-gnruG] [--group] [--name] [--real] [--user] [--groups] [username]
id [--help] [--version]
説明
id は与えられたユーザーの情報を表示する。 ユーザーが与えられなかった場合は、親プロセスの情報を表示する。
デフォルトでは、 id は実ユーザー id, 実グループ id, 実効ユーザー id (実ユーザー id と違うとき), 実効グループ id (実グループ id と違うとき), 所属している各グループの id を表示する。
それぞれの数値の前には識別用の文字列が置かれ、 後には対応するユーザー名、グループ名が括弧に括られて追加される。
オプションによって、 上記の情報のうちの一部だけを id に表示させることもできる。
オプション
-g, --group | |
グループ id だけを表示する。 | |
-G, --groups | |
所属グループだけを表示する。 | |
-n, --name | |
id 番号の代わりにユーザー名・グループ名を表示する。 -u, -g, -G のいずれかを同時に指定しなければならない。 | |
-r, --real | |
実効ユーザー id、実効グループ id ではなく、 実ユーザー id、実グループ id を表示する。 -u, -g, -G のいずれかを同時に指定しなければならない。 | |
-u, --user | |
ユーザー id だけを表示する。 | |
--help | 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 |
--version | |
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 | |
注意
プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が行っています。