名前
head - ファイルの最初の部分を表示する
書式
head [-LINES] [-qv] [-c BYTES] [-n LINES] [--bytes=BYTES] [--lines=LINES] [--quiet] [--silent] [--verbose] [FILE...]
head [--help] [--version]
説明
head は引数に指定された FILE の最初の部分 (デフォルトは 10 行) を表示する。 FILE が 1 つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が - だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
複数の FILE が指定されたときは, head はそれぞれの前に、以下の内容の 1 行のヘッダを各ファイルの前に出力する:
==> FILENAME <==
head は 2 つのオプション形式を受付ける。新しい形式は、 数値をオプションの引数として与える (-q -n 1) ものであり、 古い形式はオプション文字の前に数値を指定する (-1q) ものである。
オプション
-LINES | |
このオプションは最初に指定されたときに限って認識される。 LINES は 10 進数の数値。 単位を表す文字 (b, k, m) を後置したり (それぞれの意味は -c のものと同じ)、 行単位のカウントを指定する l を後置したり、 他のオプション文字 (cqv) を後置したりできる。 何も文字が後置されなかった場合は l が指定されたのと同じことになる。 このオプションは推奨されない。 代わりに --lines を使うこと。 | |
-c BYTES, --bytes=BYTES | |
行単位ではなく、先頭の BYTES バイトを表示する。 b を追加すると BYTES の 512 倍、 k は 1024 倍、 m は 1048576 倍を指定したことになる。 | |
-n LINES, --lines=LINES | |
最初の LINES 行を表示する。 | |
-q, --quiet, --silent | |
ファイル名のヘッダを出力しない。 | |
-v, --verbose | |
常にファイル名のヘッダを出力する。 | |
--help | 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 |
--version | |
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 | |
注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。 man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。