名前
biff - メールの到着と、それが誰からのメールかを知らせる
書式
biff [ny]
説明
biff は、現在の端末セッション中にメールが到着した場合、 それを報告してほしいかどうかをシステムに知らせる。
biff がサポートしているオプションとしては、以下のものがある:
n | 報告しないように設定する。 |
y | 報告するように設定する。 |
メールの到着を報告するように設定しているときにメールが届いた場合、 メールのヘッダとメッセージの最初の数行が自分の画面に表示される。 ログイン毎に実行されるよう、 "biff y" コマンドはたいてい
.loginや
.profileなどに書く。
biff は comsat サービスを利用して非同期に動作する。 このサービスが有効でない場合、 biff は何もしない。 このような場合、あるいは同期して動作させる場合は、 sh(1) の MAIL 変数を用いるか、 csh(1) の mail 変数を利用すること。
関連項目
csh(1), mail(1), sh(1), comsat(8)
歴史
biff コマンドは BSD 4.0 から登場した。
バグ
su(1) と biff はあまり相性が良くないようだ。 これはおそらく tty が su を用いた人間に所有されたままになるためだろう。 これにより、biff の状態を変更しようとした時に "Permission denied" になってしまうかもしれない。
バグは差分/パッチ、コンパイラーエラーログ、 または出来るだけ完全なバグレポートと共に netbug@ftp.uk.linux.org に報告してほしい。