名前
posix_fallocate - ファイルのスペースを確保する
書式
#define _XOPEN_SOURCE 600
#include <stdlib.h>
int posix_fallocate(int fd, off_t offset, off_t len);
説明
関数 posix_fallocate() は、ディスクリプタ fd で参照されるファイルに対して、ディスクスペースを確実に確保する。 ディスクスペースは offset から始まる len バイトの範囲のバイトである。 posix_fallocate() の呼び出しが成功した後、指定された範囲のバイトに対する書き込みは、 ディスクスペースの不足で失敗しないことが保証される。
ファイルのサイズが offset+len より小さい場合、ファイルはこのサイズになるように拡大される。 それ以外の場合、ファイルサイズは変わらない。
返り値
posix_fallocate() は成功した場合、0 を返す。 失敗した場合、エラー番号を返す。 errno が設定されない点に注意すること。
エラー
EBADF | fd が有効なディスクリプタでない。 または書き込み用にオープンされていない。 |
EFBIG | offset+len が最大ファイルサイズを超えている。 |
EINVAL | offset または len が 0 より小さい。 |
ENODEV | fd が通常のファイルとして参照されていない。 |
ENOSPC | fd で参照されるファイルが存在するデバイスに、十分なスペースが残っていない。 |
ESPIPE | fd がファイルディスクリプタのパイプを参照している。 |
バージョン
posix_fallocate() は glibc 2.1.94 以降で利用可能である。
準拠
POSIX.1-2001.