名前


fexecve - ファイルディスクリプタで指定されたプログラムを実行する

書式


#include <sys/time.h>

int fexecve(int fd, char *const argv[], char *const envp[]);

説明


fexecve() は execve(2) と同じ作業を行う。違うのは、 実行するファイルを、パス名ではなく、 ファイルディスクリプタ fd を用いて指定する点である。

返り値


fexecve() は呼び出しに成功した場合、戻ることはない。 エラーの場合、関数は戻り、返り値として -1 が返り、 errno が適切に設定される。

エラー


エラーは execve(2) と同じだが、以下のエラーが追加になっている:
EINVAL fd が有効なファイルディスクリプタでない。または argv が NULL である。または envp が NULL である。
ENOSYS /proc ファイルシステムにアクセスできなかった。

バージョン


fexecve() は glibc 2.3.2 以降で実装されている。

準拠


この関数は Linux 固有である。 POSIX.1 の将来のバージョンに含めるか検討中である。

関連項目


execve(2)

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