名前
rmdir - 空のディレクトリを削除する
書式
rmdir [options] directory...
POSIX オプション: [-p]
GNU オプション (簡略形式): [-pv] [--ignore-fail-on-non-empty] [--help] [--version] [--]
説明
rmdir コマンドは空のディレクトリを削除する。
引き数に指定した directory が存在する空のディレクトリでない場合にはエラーになる。
POSIX オプション
-p | 指定した directory がパス名に複数の階層を持っている場合、それを削除し、 最終のディレクトリ名を省略し、その結果のディレクトリを削除し、 というふうにすべての階層が削除されるまで繰り返す。 つまり、rmdir -p a/b/c は rmdir a/b/c; rmdir a/b; rmdir a と同じである。 |
GNU オプション
--ignore-fail-on-non-empty | |
ディレクトリが空でない場合のエラーを無視する。 | |
-p, --parents | |
POSIX と同じ。 | |
-v, --verbose | |
削除したディレクトリごとにメッセージを表示する。 | |
GNU 標準オプション
--help | 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 |
--version | |
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 | |
-- | オプションリストを終了する。 |
環境変数
変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。
準拠
POSIX 1003.2
注意
このページでは fileutils-4.1 パッケージでの rmdir コマンドについて説明している。 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。 修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com 宛てにメールで連絡してほしい。 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してほしい。